こんにちは長野県でカードショップを経営しているマキヲGです。
今回は「シェイドカラー」について記事を書きました。
ただ一言で「シェイドカラー」といっても、いろいろ種類があります。
「ぜんぶ自分で試して検証する!」
ってのが理想だとは思いますが、それだと時間もお金も足りないですよね。
そこで今回はぼくも使っている「シェイドカラーの有名どころ3つ」を紹介します。
まずは「シェイドカラーってどんなカラーなのか?」の説明と『このシェイドカラーを塗るとどうなるのか?』という比較をやってみたのでご覧ください。
このブログは「ウォーハンマーを始めたい」という方に向け発信しています。

シェイドカラーってどんなカラーなの?
シェイドカラーはベースカラーなどと違い、振るとチャプチャプ音が鳴る「水っぽい塗料」です。
そのため普通に塗るだけで凹部分に塗料が溜まって、それにより自然と明るい部分、暗い部分が分かれて陰影ができます。
シェイドという名のとおり、全体的に「暗い色が多い」のも特徴ですね。
つまりシェイドカラーを塗ると
- 「元々の色を一段階、暗くすることができる」
- 「ミニチュアに陰影をつけることができる」
という効果があります。
ここからはその特徴を、それぞれ説明していきますね。
シェイドカラーの特性:一段階、暗くする
「ベースカラー」を塗ったあとに「シェイドカラー」を重ねることで、色が暗くなります。
それにより使用感を出すことが出てきますね。


色の明るさが抑えられ、落ち着いた雰囲気になっていると思います。
↓こちらもわかりやすいと思います。
塗ったカラーは『アグラックスアースシェイド』です。


『アース』という名前の通り、土に汚れた感じが出ましたね。
激しい戦闘を生き残ってきた感や、長年おなじ場所に佇んでいた様子が表現できます。
シェイドカラーの特性:ミニチュアに陰影が生まれる
シェイドカラーは水っぽいため、自然と凹部分に塗料が溜まります。
ミニチュアの奥まったところに暗い色が入ると「立体感」が出て、作品がよりリアルになります。
他の言い方だとガンプラのスミ入れに近いんでしょうか?
以上がシェイドカラーの特性になります。
では次から「種類別シェイドカラー」の解説です。
NULN OIL
シェイドカラーといえばコレ!という感じのナルンオイルです。


迷ったらこれを塗っておけ!系の塗料ですが、個人的には「もうちょっとパンチが欲しいなぁ」と感じています。
AGRAX EARTHSHADE
「アース」と名のついているように、土色になります。


ぼくはこのカラーを土や建物をペイントするときに使っています。
このカラーにはひとつ注意点があって「白っぽいところに塗るのは止めたほうがいい」という点です。↓




「どうなるんだろう?」と試してみたら、白いところが思いっきり茶色になっちゃいました。
ただこんな風になってしまっても、シタデルカラーなら塗り直すことができます。
安心してチャレンジしましょう!
REIKLAND FLESH SHADE
これは名前に「フレッシュ」とついていますね。
個人的に「フレッシュ」という名前がついているカラーは「人の肌を塗るためにあるのかな?」と感じています。
おもに顔や肌に使いますが『金色(RETRIBUTOR ARMOR)』に乗せると、赤みがかって個人的に好きな感じになります。

また『銀色(LEADBELCHER)』のところにも注目を!
ほかのシェイドカラーと違い、サビっぽくなっているのが分かるでしょうか?

ぼくは「金や銀」といったカラーを際立たせてくれる『REIKLAND FLESHSHADE』が好きでよく使っています。
またコントラストカラーの『Guilliman Flesh』も似たような効果(こちらの方がより赤くなる)が期待できます。
▶ Shopifyでレイクランドフレッシュシェイドを見てみる
個人的オススメ:TargorRageShade
ぼくは最近ナルンオイルではなく『タルゴールレイジシェイド』を多用しています。
ウォーハンマーではなくガンダムのペイントになりますが、最新の記事はこちらからどうぞ。
おまけ

↑は「顔のベースカラーを変え、おなじシェイドカラーを塗ったらどうなるのか?」を試したところです。
おなじシェイドでも、ベースが違えばこれだけの差が出ます。
←の『WRAITH BONE』は名前に「骨」とあるように白っぽくて、
→の『RAKARTH FLESH』は「FLESH」とあるので肌を塗るのには向いてそうですね。
シェイドカラーを使うときの注意点
シェイドカラーはとってもステキなカラーですが、塗り過ぎるとこんな感じになります。

このときは凹んだところにシェイドが溜まり過ぎて、めっちゃ濃くなっちゃいました。
こんな感じに「やべっ!塗料が乗りすぎちゃった」ってときは、塗り過ぎたところに乾いた筆を置くと、毛細管現象で塗料を吸うことができます↓


これはコントラストカラーを塗るときにも使えるので、覚えておきましょう!
まとめ
今回はシェイドカラーの有名どころ3色を紹介しました。
ベースカラーの『RETRIBUTOR ARMOR』や『LEADBELCHER』といった金属色は、わかりやすく暗くなりますね。
ひと手間加えることで「グッ」とミニチュアに魂が入るので、みなさんも色々試してみましょう。
また、シェイドカラーで暗くしたミニチュアに「レイヤーカラー」を塗ると『明るいところと暗いところの差』が激しくなり、さらにカッコよく見えます。
ぼくのペイント方法をまとめた記事もありますので、興味を持った方はこちらからご覧ください。

ではおさらいです。
安定の「NULN OIL」
土など塗るのにオススメな「AGRAX EARTHSHADE」
人の顔にも使える「REIKLAND FLESHSHADE」
個人的イチオシ「TARGORRAGE SHADE」
また上記カラーに「GLOSS」と名のついた商品があります。
あまり人気がないからか、店頭で見かけることが少なくなっている商品ですが、「GLOSS」=ツヤなので光沢を出した場所に使うといいです。
今回紹介していないカラーは、購入したら追加で記事を書いていきますので少々お待ちください。
この記事が、みなさんの手助けになれば幸いです。
10/2追記
いままでシェイドカラーをあまり振らずに使ってましたが、ちゃんと攪拌しないとダメみたいです。↓
ポットを振るとちゃぷちゃぷ言うので「振ったら泡だらけになっちゃいそう」と思ってましたが、みなさんはちゃんと振りましょうね。
最後に宣伝です。
ぼくは長野県の店舗でもウォーハンマーを売っていますが、ShopifyやメルカリShopsにも出品しています。
もちろん今回紹介したシェイドカラーもあるので、利用してくれると嬉しいです。
Shopifyは新商品の予約と、商品の取り寄せを行っています。
メルカリShopsは1個から送料無料なので、お気軽にご利用ください。

では今回はここまでです。
よいペイントライフをノシ



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